平成28年8月31日(水)

2016年9月24日(土)開催

[憲法フォーラム] 映画と講演の集い

不思議な国・日本

 ~米国人から見た憲法論議の不毛~

人気のケント・ギルバート氏が北海道のみなさまに語ります!



開催趣旨

 今、わが国の内外情勢を直視します時、日本を取り巻く安全保障環境は、中国による露骨な海洋制覇の野望や、北朝鮮による核・ミサイルの脅威の加速、さらには、無差別テロの世界的拡散といった「すぐそこにある危機」に直面してまことに危うく、他方、戦後このかた徐々に自主独立の気概や誇りを風化させ、アイデンティティー喪失という「内なる有事」にもさらされています。加えて、近い将来に予測されている巨大地震の勃発は、国民の暮らしと命に必ずや破局的な打撃を与えること必定です。
 もはや、国防規定や緊急事態条項の欠落した現行憲法では、とてもこの内憂外患を克服し、日本国の平和と国民の安全を保全することはできません。

 幸い、この度の参議院選挙で安倍政権の下、自民党が圧勝し、一応「改憲勢力」と目される議席数が衆参ともに改正発議に必要な3分の2に達した結果、「憲法改正」が、戦後71年目にしてようやく現実の政治日程の俎上に載る歴史的な機会が到来しました。
 しかしながら、改憲気運はたしかに高まりを見せつつありますが、衆参「憲法審査会」で条文の逐条審議に踏み込み、実際に国会で「発議」され、「国民投票」で2分1の賛成を勝ち取るまでの道のりは、依然険しく、何よりも国民世論が高揚し、理解が深まることが、必要不可欠でありましょう。

 そこで今回、日本在住が長く理解も深い、ご存知ケント・ギルバート氏をお招きして、「米国人の視点から見た日本国憲法の問題点」について、縦横に論じていただくことと致しました。現行憲法がいかにわが国の国柄になじまず、現実とも乖離した〝欠陥憲法〟であるか、またいわゆる「改憲派」対「護憲派」と称する憲法論争がいかに国際常識とかけ離れた〝不毛の論議〟であるかが浮き彫りにされることと存じます。改憲気運が高まり、再生日本への国民合意に向けた共通の土壌が、一日も早く形成されることを願ってやまない次第です。多くのみなさまのご来場をこころからお待ちしています。なお当日は満席も予想されますので、入場券のお買い求めはお早めにお願い致します。