平成27年2月24日(火)

建国記念の日 奉祝道民の集い

大盛会のうちに終わる

 去る2月11日(祝)午後1時より、ホテル・ロイトン札幌で、「建国記念の日 奉祝道民の集い」が日本会議北海道本部主催にて開催されました。当日は、約700名の参加者が集まり会場は満席になりました。※同日開催された、"紀元節反対2.11道民集会"主催:靖国共闘会議(靖国神社国営化阻止道民連絡会議)の参加者は、主催者発表で450名でした。

 式典に先立ち、オープニングセレモニーでは「札幌北響太鼓」による勇壮な演奏があり、式典に花を添えました。第1部式典では、主催者を代表して中川義雄会長より、式辞が述べられ、高橋はるみ知事からのメッセージが披露されました後、札幌市長候補予定者の本間なな氏、衆議院議員高木宏壽氏、前衆議院議員船橋利実氏より、こもごも祝辞が述べられました。引き続き、東海大学教授の山田吉彦先生を講師に迎え、「海に守られた日本から、海を守る日本へ」と題して記念講演が行われました。

以下は、山田先生の講演要旨です。
 「日本は、周囲300km以上の島々を6852持ち、世界で6番目に広い海を持つ海洋国家である。1994年、国際海洋条約の改定後、世界では海の獲り合いが始まり、わが国にとって一番の脅威が中国。その中国が、尖閣をはじめ小笠原諸島等に上陸をしても、それを阻止することは、現在の国内法では無理。黄金の国ジパングと言われた日本。その周辺の水深の浅い海底には、有益な鉱物資源が豊富にあり、それを開発する技術力は日本にある。『海を守る』ことで、子供たちへ明るい日本の未来を伝えることができる。」

 軽妙なジョークを交えつつのお話は、聴衆の心を強く引きつけました。講演を通して、現行憲法では、日本の海を守ることができない現実を知らされ、改めて日本会議の悲願である憲法改正に向け、決意を新たにされました。
 日本会議では、"憲法改正を実現する1000万人の署名活動"を実施しており、当日会場では、多くの皆様に署名をして頂きました。この場をかりて、こころからお礼申し上げます。

 講演会終了後、決議文(別掲)が採択され、紀元節奉祝歌を斉唱、声高らかに聖寿万歳を奉唱し、ロビーでは記念の紅白餅が配布されました。この後、参加者による奉祝パレードが行われ、雪祭り会場である大通西4丁目まで日の丸小旗を振って、また、沿道の札幌雪まつりを見学していた観光客にも小旗を配布し、建国記念の日を祝いました。

 日本会議北海道本部では、今年5月30日(土)、櫻井よしこさん、百地章さんをお招きして"美しい日本の憲法をつくる道民の会"設立総会を開催し、その後記念講演会を開催します。詳細が決まり次第、本ホームページでご案内させて頂きます。



約300名が参加した奉祝パレード

 

北響太鼓もパレードに華を添えました


雪祭り最終日で賑わう大通りを行進

 

大迫力の北響太鼓の勇壮な響き

 

山田先生の講演に、憲法改正への思いが高まります


全員で聖寿万歳!

 

会場は約700名の方で
ほぼ満席に

受付は一時、長蛇の列も

大勢の人で賑わった
書籍販売コーナー








「建国記念の日」を迎えるに当たっての

内閣総理大臣メッセージ

 

 

「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨のもとに、国民一人一人が、今日の我が国に至るまでの古からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う国民の祝日であります。

 

 我が国は、四季折々の豊かな自然に恵まれ、長い歴史を経て、諸外国に誇れる日本固有の文化や伝統を育んできました。五穀豊穣を祈り、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補い合う、麗しい社会を築いてまいりました。知恵と創意工夫により、自然に向き合い、自然との調和を図りながら、科学技術の発展をはじめ、様々な分野において、人類の営みに大きく貢献してきました。  

 

 災害や戦争など苦難の時もありましたが、いつの時代にあっても、先人たちは、勇気と希望をもって、新しい時代を切り開いてきました。国民一人一人のたゆまぬ努力により、戦後の焼け野原から立ち上がり、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、法を貴ぶ国柄を育ててきました。今日の我が国の発展は、先人たちが幾多の国難を乗り越えた礎の上にあります。
 こうした先人の努力に思いを致しつつ、この尊い平和と繁栄を次の世代に引き継いでまいります。  そして、様々な環境の変化に適応していかなければ、この素晴らしい伝統を守り抜いていくこともできません。そのためにも、十年先、五十年先、そして百年先をも見据えた改革に、果断に取り組んでまいります。「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしております。自信と誇りの持てる未来に向けて、共に歩みを進めてまいりましょう。
 「建国記念の日」が、我が国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、さらなる日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。

平成27年2月11日
内閣総理大臣 安倍 晋三