平成28年2月19日(金)

建国記念の日 奉祝道民の集い

大盛会のうちに終わる

 去る2月11日(祝)午後1時より、ホテルロイトン札幌において、皇紀2676年を祝う「建国記念の日 奉祝道民の集い」が開催されました。前日の吹雪とはうってかわり、好天に恵まれ約700名の参加者で会場は超満員になりました(同日開催の〝紀元節反対集会〟参加者は、主催者発表で400名でした)。オープニングセレモニーは「福井ばやし」。賑やかなお囃子が式典に華をそえました。皇居・橿原神宮遥拝、国歌斉唱から第一部式典ははじまりました。記念講演は、文芸評論家の小川榮太郎先生による、演題「建国の精神と憲法改正の核心」の予定でした。

 しかし前日からの吹雪で飛行機が欠航になり、小川先生の講演は中止になりました。そこで急遽、美しい日本の憲法をつくる会(本ホームページ左側の各種リンクをご覧ください)制作、櫻井よしこ・百地 章監修、百田尚樹(「海賊とよばれた男」「永遠の0」著者)総指揮の、憲法改正ドキュメンタリーDVD「世界は変わった 日本の憲法は?」~憲法改正の国民的論議を~が上映されました。憲法が誕生した背景や生い立ち。憲法ができた経緯では、米占領軍が1週間で制定した当時のことをドラマを再現。憲法が抱える矛盾や憲法改正を阻む壁などとても分かりやすい内容でした。最後の櫻井よしこ共同代表からのメッセージは参加者の心にふかく残りました。映像を通して憲法改正への意識がたかまり、上映後多くの方々が憲法改正賛同署名に記入していただきました。

 式典終了後、過去最高の350名による奉祝パレードが行われました。好天に恵まれた、札幌雪祭りでにぎわう大通公園では、事前に配布された日の丸小旗をふってくださる方々も多勢いらっしゃいました。



受付は一時長蛇の列も

 

子供たちの元気な「福井ばやし」

 


約750名の来場者で会場は超満員

 


国旗を降り聖寿万歳

 

過去最高350名による奉祝パレード

 




「建国記念の日」を迎えるに当たっての

内閣総理大臣メッセージ

 

 

「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨のもとに、国民一人一人が、今日の我が国に至るまでの古からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う国民の祝日であります。

 

 我が国は、四季折々の豊かな自然に恵まれ、長い歴史を経て、諸外国に誇れる日本固有の文化や伝統を育んできました。五穀豊穣を祈り、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補い合う、麗しい社会を築いてまいりました。知恵と創意工夫により、自然に向き合い、自然との調和を図りながら、科学技術の発展をはじめ、様々な分野において、人類の営みに大きく貢献してきました。  

 

 長い歴史の中で、我が国は、幾度となく、大きな困難や過酷な試練に直面しましたが、その度に、先人たちは、勇気と希望をもって立ち上がり、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、法を貴ぶ国柄を育ててきました。国民一人一人のたゆまぬ努力の礎の上に、今日、私たちが享受する平和と繁栄があります。

 私たち今を生きる世代には、こうした先人たちの足跡の重みをかみしめながら、様々な環境の変化に適応しつつ、今日の尊い平和と繁栄を守り、この素晴らしい伝統を、子や孫の世代に引き渡していく大きな責任があります。 変化をおそれることなく、諸課題に真正面から挑戦し、より良い未来を切り拓いてまいります。「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしております。

 「建国記念の日」が、我が国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、さらなる日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。

平成28年2月11日
内閣総理大臣 安倍 晋三